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美浜町の三河湾側には河和口に代表される砂浜が発達し、 時期にはアサリを目当てに潮干狩りで賑わいます。 また、伊勢湾側には冨具崎に代表される磯が発達し、 干潮時には潮だまりの生き物たちが楽しませてくれます。 |
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2009年は運が悪かったのか、潮の流れが悪かったのか、黒潮の流れが運ぶ南方系の種子やルリガイ、ギンカクラゲ達とは、出会う機会が少なかったですが、年末に近くなってようやくうれしい出会いがありました。 “光の国”ならぬ“南の島”から、海流に乗って冨具崎海岸までやって来たのは、ウルトラマンの顔のような形で知られるサキシマスオウの実でした。 (写真左上) サキシマスオウは、日本では奄美大島以南の南西諸島に自生するアオギリ科の常緑高木で、板状に大きく発達する根(板根と呼ばれる)が特徴的な植物です。 また、先に述べたように果実の形も特徴的で、大きな物だと6cm以上のものがあり、ドライフラワー用の材料としてエキゾチックナッツの名前で売られていることがあります。 (写真左下) サキシマスオウの実は、今までに何度か浜で拾ったことがありましたが、冨具崎海岸で拾ったのは初めてのことです。 大分ボロボロになっていましたが、そんな南の島の植物の実が、この美浜までたどり着いてくれたことが、何だかうれしく感じられました。
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