美浜の自然見て歩記〜海辺観察〜その19・20

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美浜町の三河湾側には河和口に代表される砂浜が発達し、
時期にはアサリを目当てに潮干狩りで賑わいます。
また、伊勢湾側には冨具崎に代表される磯が発達し、
干潮時には潮だまりの生き物たちが楽しませてくれます。
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その19  砂浜の双葉<ハマダイコン>
 砂浜を注意して見て歩いていると、可愛らしい双葉が顔を出していることがあります。

 これは、ハマダイコンの双葉。一説には畑のダイコンが逃げ出して、野生化したものと言われています。

 果実はスポンジ状になっていて、海に浮かんで、潮の流れで運ばれます。そして、流れ着いた砂浜で芽生え、根を下ろす。巧みな分布拡大の技ですね。

上段 左:双葉 右:芽生え初期
下段 左:紫色の花 左:果実

(2006.9.16)
その20  葉脈標本製造工場<冬の冨具崎>
 冬の風が強い日、クズの葉がたくさん打ち上げられていました。 それらの葉は葉脈だけがきれいに残っていました。
 まるでそこは、葉脈標本製造工場のようでした。

(2006.11.18)