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美浜町の三河湾側には河和口に代表される砂浜が発達し、 時期にはアサリを目当てに潮干狩りで賑わいます。 また、伊勢湾側には冨具崎に代表される磯が発達し、 干潮時には潮だまりの生き物たちが楽しませてくれます。 |
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私が小学校低学年だったころ、学校の国語の授業で『ハマヒルガオの海』という読み物を習った記憶があります。定かな記憶ではありませんが、たしかこんな感じだったような気がします。 磯にできた潮だまりに小魚がとり残されていて、その傍らにハマヒルガオが咲いている。その潮だまりが”ハマヒルガオの海”。 焼け付くような強い日差しに照らされて、ハマヒルガオの海はどんどん小さくなっていく。小魚もハマヒルガオも弱っていきますが、お互い励ましあいます。 いよいよダメかという頃に潮が満ちてきて助かるのですが、そこには友情が芽生えた小魚とハマヒルガオに別れの時がやってくる。 子供の頃、そんなハマヒルガオの話に出会ってから、何となく物悲しいハマヒルガオの花を一度見てみたいと思って、夏に海に出かけるたびにさがしていましたが、出会うことができないでいました。 それが何とこの前の土曜日、冨具崎の浜にたくさん咲いているではありませんか! よくよく調べてみると、ハマヒルガオの花期は5月〜6月。 どおりで夏の最中にいくらさがしても、出会えなかったわけです。 …あの『ハマヒルガオの海』は、この時期の話だったんだ…。 (2004.5.22) |
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