美浜の自然見て歩記〜里山観察〜 その7

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美浜町の内陸部は、田園とそれを取り囲んで、
雑木林を中心とした里山が広がっています。
国の天然記念物に指定された、鵜の池や鵜の山も有名です。

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その7  白い林は魚のにおい<菅刈池のカワウ>
 美浜町のカワウは、菅刈池にもコロニーをつくっています。先日、自宅から歩いて見に行ってきました。鵜の池で見るよりも間近に見ることが出来て、いろいろな新しい経験ができました。

 彼らの巣の下は、尿(糞ではなくて、尿酸を含んでいて白い)のせいで真っ白くなっています。近寄ってみると魚をエサにしているだけあって、魚くさい(生臭い)においがしていました。
 写真を撮ってから、その場を離れるとすぐに近くで”バシャ!”っという音が…。 ”あぁ、オシッコかけられないでよかった〜。”と思いながら、観察を続けました。すると、ふ化した後と思われる卵の殻を発見!…およそ3cmぐらいの大きさでした。

 しばらくボーっと彼らの動きを見てからの帰り道。先ほどの尿が降ってくる場所を通らねばなりません。心配しながら駆け抜けると、またしても”バシャ!”っという音が…。”ジャストミ〜ト!”…いろんなところが白くなりました。

 これからは、カワウの観察にはビニール傘でも持って行こうと思います。

(2004.2.29)