![]() |
|
美浜の布土にある自宅周辺で見つけた自然を紹介します。 |
海辺観察へ 里山観察へ |
![]() |
![]() |
![]() 左:アケビの雌花 右:アケビの雄花 左下:ミツバアケビの 雄花と雌花 | |
![]() |
4月になると、あちらこちらでアケビの花を見かけるようになります。秋には種の多い実で楽しませてくれるアケビですが、その花が咲くのはこの時期。半年かけてじっくりと実を結んでいくわけです。 アケビの仲間には、アケビとミツバアケビ、両者の雑種であるゴヨウアケビ(葉が5枚で鋸歯がある)の3種がよく知られていますが、近所ではアケビがよく目立つようです。写真のようにアケビの花は、雄花と雌花が離れた位置に見られますが、ミツバアケビの花は、雌花の付いた茎の先に雄花が付いています。 今では美浜じゅうで見られるアケビも、かつては南知多の方にしか無かったと聞きます。ですから、今アケビが見られない知多半島の北部の地域にも、鳥たちに運ばれ、いずれ広がって行くのでしょう。 |
![]() |
![]() |
![]() |
これは「ハタケチャダイゴケ」という生き物。コケとは名ばかりで担子菌類すなわちキノコの仲間です。このキノコ、お椀のような形をしていてその中にはタネがある。キノコなのにタネがある!…どうして?と思うところですが、実はこれは小塊粒という胞子を詰めたカプセルなのです。(しかもこの粒には粘着ひもがついていて、小動物にくっついて運ばれるしくみを持っています。) 子供の頃、このキノコのことをテレビで見た覚えがあり、雨粒がお椀の中にポトッと入ると、中の粒が外にはじき出されるのが妙に印象に残っていました。 「世の中には変わった生き物がいるものだ。一度見てみたいなぁ。」と思っていた生き物の一つに、これでまたひとつ出会うことができました。 (2005.7.17) | |
![]() |