美浜の自然見て歩記〜ご近所観察〜 その25・26

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美浜の布土にある自宅周辺で見つけた自然を紹介します。
いろんなものが、まだまだ残っています。

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その25  桜餅の香り<ビワの花>
 12月に里山を歩いていると、どこからともなく嗅いだことのある香りが漂ってきます。その香りのもとは、ビワの花。桜餅そっくりの香りです。

 自然観察会のメンバーには、すぐに小さなものに目が行く人や、小さな音を聞き逃さない人、何でも口に運ぶ人がいて、その人ごとの観察の仕方の違いを感じますが、そうやって考えてみると、私は嗅覚に頼っているのでしょう。(様々な香りに対して、これ○○の臭いみたいと、すぐに思い出せることが多いようです。)

(2005.1.19)
その26  歌かサラダか<ミモザ>
 左:ミモザの木

 上:ミモザの花
 3月になって、生き物たちの活動が活発になってきました。山の中ではミモザが花を咲かせています。

 ミモザとは、フサアカシアというオーストラリア原産のマメ科アカシア属の樹木をさしますが、近い仲間のギンヨウアカシアやモリシマアカシア(ともにオーストラリア原産)も、まとめてこう呼ばれることがあります。…写真の木は、たぶんギンヨウアカシアだと思いますが、自信がないので“ミモザ”とさせてもらいました。

 また、“アカシア”と呼んでも良いでしょうが、日本ではマメ科ハリエンジュ属のハリエンジュ(ニセアカシア)を“アカシア”と呼ぶことが多いので、本当に混乱してしまいます。

 このように山の中で出会う“ミモザ”は、もともと庭木や街路樹として植えられていたものの種子が鳥によって運ばれ、山の尾根あたりに根付き、野生化したものだと思われます。

 さて、その“ミモザ”ですが、私がその名前を最初に意識したのはサラダだったように思います。黄色い玉子の粉が上にかけられた惣菜屋さんのサラダに“ミモザサラダ”と書いてありました。その時はわかりませんでしたが、この花を見て名前の意味がわかりました。
 また、最近ではゴスペラーズが“♪ガラスの靴で〜踊るミモザ〜♪”と歌ったのが耳に残っていいます。

 みなさんは“ミモザ”から何を連想しますか?

(2005.3.26)