美浜の自然見て歩記〜ご近所観察〜 その21・22

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美浜の布土にある自宅周辺で見つけた自然を紹介します。
いろんなものが、まだまだ残っています。

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その21  1日1花が2花に!<ツユクサ>
 夏休みの朝、近所を散歩していると、ツユクサの青い花がよく見られます。このツユクサの花は1日1花と言って、朝も明ける前の午前4時頃に開いて、昼過ぎの午後3時頃にはしぼんでしまいます。
 とは言っても、1つの苞の中にはいくつものつぼみが入っていて、これらが順に咲いていくので、朝だけ見ているのなら毎日同じように咲いているように見えます。
 先日の朝、1つの苞から2つの花が上下2段に咲いたツユクサがいくつもありました。
 これって、2つが同じ日に咲いたのでしょうか?それとも、1日前のものがしぼまないで残っているところにもう1つが開いたのでしょうか?

(2004.8.28)
 左2枚:連花のツユクサ

 右上:上からの図
  (苞の中に何かが見えます。)

 右下:苞を開いて中を見る。
  (咲いている花の下につぼみが
   見えます。)
その22  田んぼにラクダが出現?<はざかけ>

 左:正面から見た“はざかけ”
   (まるでラクダの群れのよう)

 上:横からの図
   (わらのカーテンです。)

 美浜では9月も半ば頃になると、あちこちで稲の刈り取りが始まります。刈り取った稲は乾燥させてから脱穀、精米されますが、その乾燥のために“はざかけ”をして天日に干します。この天日干しの間にお米の中には、うまみ成分が増していくのだそうです。

 最近の大規模な農業経営では機械による乾燥が主流なため、かえって“天日干し”っていうことが一種のブランド化しているようで、お米のパッケージには品種名、産地名に加えて“天日干し”とか“はざかけ”などと書かれたものも見られるようになりました。

 さてその“はざかけ”ですが、私の家の近所の田ではこのようなラクダや水牛?の群れが、この時期になるとたくさん見られます。

(2004.9.11)